セントラル、パシフィック両リーグが昨シーズンより第三者公式表彰として制定いたしました「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の今年度の受賞選手が、セ・リーグは広島東洋カープの天谷宗一郎選手、パ・リーグは福岡ソフトバンクホークスの小久保裕紀選手に決定いたしました。
「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」は、プロ野球公式戦全試合を試合終了まで放送しているスカパー!ならではの賞であり、シーズンを通じて最もインパクトのあるサヨナラ打を打った選手(セ・リーグ、パ・リーグの各1名)に対して贈られる賞です。受賞選手にはそれぞれオリジナルトロフィーと賞金200万円が贈られます。
~ 逆転サヨナラ3ラン本塁打 ~
天谷選手は、8月27日(金)の対巨人18回戦(マツダスタジアム)、6対7と広島1点ビハインドの11回裏、2死1・2塁の場面で、右翼席にサヨナラホームランを放ちました。
この試合は、9回裏に3対5とリードされていた広島が2点を取り同点に。延長11回表にふたたび2点リードされますが、その裏に1点差まで詰め寄った後、天谷選手が逆転サヨナラ3ランを放つという、スリリングでドラマティックな展開でした。
なお、天谷選手は8月17日(火)の対ヤクルト14回戦(マツダスタジアム)でも同点の10回裏に2死1・2塁で代打出場し、一塁へヘッドスライディングするサヨナラ遊撃内野安打を放ちました。
~ 逆転優勝のきっかけとなるサヨナラホームラン ~
小久保選手は、9月18日(土)の対埼玉西武22回戦(福岡ヤフードーム)、7対7の11回裏、2死1塁から左中間スタンドへサヨナラホームランを放ちました。
この勝利で勢いに乗った福岡ソフトバンクは翌日、翌々日の同カードでも連勝し、首位・埼玉西武に0.5ゲーム差まで肉迫。その後も白星を重ね、「シーズン残り6試合、3.5ゲーム差からの逆転優勝」を成し遂げました。小久保選手の一打は、球史に残る逆転劇の起点となりました。