セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の8月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
鈴木選手は、8月23日(木)マツダスタジアムで行われた対東京ヤクルト18回戦、9回裏8対8で迎えた場面で左翼席へサヨナラ本塁打を放った。
この試合は東京ヤクルトが序盤に7点をリードする展開。しかし、広島東洋も5回に代打曽根選手のプロ初安打となるタイムリーなどで2点を返すと、続く6回、7回にも点を重ね、試合は5対8と広島東洋が3点ビハインドで最終回へ。一死から野間選手、バティスタ選手が安打で出塁すると、続く丸選手がバックスクリーン左へ起死回生の3点本塁打を放ち、土壇場で同点に追いついた。勢いに乗る広島東洋は続いてこの日2安打を放っている鈴木選手が打席へ。2ボール1ストライクからの4球目を打ち返すと打球は左翼席へ飛び込む劇的なサヨナラ本塁打となり、首位攻防戦を制した。球団史上初のリーグ3連覇を引き寄せる価値ある1勝となった。
鈴木選手のサヨナラ打は昨年6月14日(水)対オリックス2回戦以来。本賞の受賞は2016年6月度に続き2年ぶり2度目となる。
グラシアル選手は、8月26日(日)福岡ヤフオクドームで行われた対埼玉西武18回戦、8対8で迎えた12回裏、一死満塁の場面で右翼席へサヨナラ本塁打を放った。
福岡ソフトバンクは、1回に柳田選手の先制2点本塁打、2回に今宮選手の満塁本塁打が飛び出し6対0と大きくリード。しかし粘る首位の埼玉西武に7回に同点に追いつかれ、8回には2点の勝ち越しを許すが、すぐさま8回に柳田選手のこの日2本目の2点本塁打で同点に追いつくと試合は延長戦に突入。両チーム無得点が続いた12回、福岡ソフトバンクは一死から、西田選手、牧原選手の安打、今宮選手の四球で満塁の好機を作ると、ここで打席に立ったグラシアル選手が、2ストライクからの3球目を振りぬくと、大きな打球は右翼スタンドへ飛び込み、劇的なサヨナラ満塁本塁打となった。福岡ソフトバンクは9連勝となり、最大11.5ゲームあった首位埼玉西武とのゲーム差を5まで縮める大きな勝利となった。11回から登板した中田投手にとっては通算100勝の記念勝利となった。来日1年目・グラシアル選手のサヨナラ打は初めて。