「新型コロナウイルス対策連絡会議」「専門家チーム」設置について斉藤惇コミッショナーのコメント
一般社団法人日本野球機構
コミッショナー 斉藤惇
NPBは2月26日の12球団代表者会議で、公式戦の開幕実現という最大の目的のために、オープン戦を無観客とすることを全会一致で決めました。公式戦の延期を決められたJリーグも同じ状況におられます。この国難とも言える局面を乗り越えるために、プロ野球とJリーグが手を携えて、連絡会議の設置という異例の協力体制を取ることを決断しました。
多くのファンの皆様にご来場いただく公式戦の実施に向けて準備をするには、感染症対策の専門家の方々の分析やご見解が欠かせません。時々の状況に応じた冷静で的確な対応や対策を打ち出していく必要があります。
「専門家チーム」としてお願いしました先生方は、いずれも、今まさに新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向けて全力で取り組んでいらっしゃる専門家であり、私たちが的確な対応を取るため、最善のアドバイスを頂けるものと確信しています。
また、他の競技団体とも積極的に情報共有していきたいと思っています。私どもの大切な文化であるスポーツ全体の危機管理強化につながることを望んでいます。
ファン、観衆の安全、集団的感染の回避をしっかりと見据え、多くのファンの皆様に支えられているスポーツ団体のトップとして、さらには、たぐいまれな能力と技量を持つ選手、監督・コーチ・スタッフを擁する12球団をまとめる立場として、これからJリーグと一致結束して全身全霊をかけて、この局面を乗り越えてまいる所存です。心よりご協力をお願い申し上げます。