最優秀審判員賞、審判員奨励賞、ファーム優秀審判員賞、ファインジャッジ賞 受賞審判員について
2020年シーズンの「最優秀審判員賞」、「審判員奨励賞」、「ファーム優秀審判員賞」、「ファインジャッジ賞」について下記のとおりお知らせいたします。
最優秀審判員賞
有隅 昭二(ありすみ しょうじ)52歳 29年目(2度目の受賞)
投球判定精度が高く、ストライクゾーンがぶれない。また常に冷静で難しいプレイに対しての決断力が優れ、円滑な試合運びが評価された。
審判員奨励賞
牧田 匡平(まきた きょうへい) 41歳 20年目
安定したジャッジ、特に球審での投球判定精度が高く評価された。若手審判員の目標になっており、リーダーの資質を見込み、さらなる飛躍を期待している。
ファーム優秀審判員賞
古賀 真之(こが まさゆき)27歳 5年目
グラウンドでは常に行動的で、仕事に対して研究熱心。判定精度も高く自信に満ち溢れた行動や姿勢、ジャッジが評価された。
ファインジャッジ賞
審判員の技術の向上を目的に、優れた判定をたたえ、表彰する制度です。
以下4名が受賞者です。(対象判定日順)
岩下 健吾(いわした けんご) 32歳 10年目
9月25日 埼玉西武-東北楽天 15回戦 (メットライフドーム)球審
1回裏、先頭打者が投手ゴロ。本塁一塁間の後半を走る際に、ファウルラインの内側を走り打球を処理した投手からの送球が当たった。球審の岩下は野球規則5.09a(11)を適用し即座に守備妨害を宣告。自ら場内放送をしてスムーズに試合を再開させた。
須山 祐多(すやま ゆうた)32歳 10年目
10月1日 オリックス-埼玉西武 21回戦(京セラD大阪)二塁塁審
5回裏、1アウト走者一二塁、三塁手からの送球を受けた二塁手の足が、僅かだがベースに触れていなかったのを最適な位置でしっかりと見切った。
長井 功一(ながい こういち)36歳 12年目
10月18日 横浜DeNA-読売 20回戦(横浜) 二塁塁審
2回表、0アウト走者一二塁、打者が放ったセカンドライナーを二塁手がグラブに当て落球。二塁塁審の長井は野球規則5.09a(12)を適用し、打者をアウトとし1アウト走者一二塁で再開する旨を放送し、試合を再開させた。
梅木 謙一(うめき けんいち)32歳 10年目
10月20日 阪神-広島東洋 21回戦(甲子園) 二塁塁審
4回表、0アウト走者一塁、打者が本塁前に送りバント、打球を処理した捕手は一塁へ送球し先に打者走者をアウトにした。その後一塁走者が一二塁間でランダウンプレイとなったが、ボールを持たない遊撃手は一塁走者の走塁を妨げたので、二塁塁審の梅木は野球規則6.01h(1)のオブストラクションを宣告し、ボールデットとして走者に二塁への進塁を指示した。自ら場内放送し1アウト走者二塁で試合を再開した。