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【リポート】プロ志望高校生合同練習会を東京ドームで開催。各選手が持ち味を発揮。

 2020年9月5日、6日に『プロ志望高校生合同練習会』が東日本会場の東京ドームで行われた(西日本会場は8月29日、30日に阪神甲子園球場で実施)。
 この練習会は、一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益財団法人日本高等学校野球連盟が主催。新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりプロ野球入りを目指しながら実力を披露することが困難となった高校3年生の進路活動の一環として開催され、東日本会場には41選手が参加した。

 1日目はフリー打撃とシートノック(投手の希望者はブルペンで投球練習)、2日目は投手と打者による実戦形式のシート打撃(※)を中心に行われた。
 シートノックは侍ジャパン・トップチームの井端弘和内野守備・走塁コーチがノッカーを務め、練習全体では大学生の選手たちがキビキビとした動きで高校生たちをサポートした。

※シート打撃は1ボール1ストライクから行い、投手が5人もしくは6人の打者、打者が6、7人の投手と対戦(四球の場合は追加の打席が与えられる)。

 2日間を通して打撃で目立ったのは石川慧亮(青藍泰斗)と髙寺望夢(上田西)の2人。
 パワーで魅せたのは石川だ。フリー打撃で2本の本塁打を放つと、シートノックでも強肩を披露。そして、シート打撃では大学生の投手からレフトスタンド上段に飛び込む本塁打。東西の合同練習会で唯一となるシート打撃でのスタンドインとなった。1日目のフリー打撃後に「今日は自分のスイングができました。(フリー打撃で)本塁打は打って当然なので気にしていません」と話していたが、2日目も格上の投手から豪快な一発を放って大きなインパクトを残した。
 走攻守三拍子が揃う総合力で猛アピールしたのは髙寺。特にシート打撃ではレフト前、四球、センター前、レフトオーバー(二塁打)、四球、内野安打と6打席連続出塁。7打席目はレフトフライに終わるも、8打席目に再びセンター前へ運びこの日5安打の固め打ち。守備でも三遊間への深いあたりを軽快な足運びで捕球すると、すかさず安定した強い送球を見せて間一髪アウトにするなど獅子奮迅の大活躍だった。

 投手ではシャピロマシュー一郎(国学院栃木)が豪快なフォームから力強いストレート、豆田泰志(浦和実)も躍動感のあるフォームから伸びのあるストレートでともに球速145キロを超え、多くの空振りを奪った。また、左腕では中学時代には神戸中央リトルシニアの7番手だったという辻垣高良(学法福島)が5奪三振。高校での急成長ぶりを存分に見せつけた。

 事前の有名・無名問わず多くの選手たちが自らの高校野球生活の成果を遺憾無く発揮。公益財団法人日本高等学校野球連盟の小倉好正事務局長も「多くのスカウトの方々の前で、各自しっかりと準備をしてきたものを存分に披露することが出来たのではないかと思います」と話し「これから先も、各自の目標に向かって努力を続けていただきたいと思います」と、参加者たちにエールを送った。

 史上初の試みではあったが、「自分たちのプレーを見てもらいたい」という選手たちの熱気が、この合同練習会に大きな意義をもたらした。10月26日に行われるプロ野球ドラフト会議の結果にかかわらず、多くの選手たちが次のステージに向けての大きな一歩を踏み出したのは間違いない。