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【コラム】チームの連敗を3で止める見事な3ラン、信頼をつかんだソフトバンクの新一番・三森大貴

 悪い雰囲気をガラッと変える一発だった。4月23日の日本ハム戦(札幌ドーム)、初回に1点を先制されたソフトバンクは2回、今宮健太の右前適時打で同点に追いつく。なおも一死一、三塁のチャンス。甲斐拓也は空振り三振に倒れたが、一番の三森大貴が反撃の火を消さなかった。上沢直之が投じた初球、真ん中に入ってきた甘いカットボールを見逃さない。コンパクトに強くバットを振り抜くと、打球は弾丸ライナーで右翼ポール際へ。勝ち越しの3ランはチームの勢いを加速させた。

 3回には上林誠知にも3ランが飛び出してリードを広げたソフトバンクは9対3と大勝。連敗を3で止める一発攻勢に藤本博史監督は「今日の勝因はホームラン」とご満悦な表情を見せた。勝利の立役者となった三森もお立ち台で「積極的にしっかりタイミングを合わせていこうと思っていました。それが初球から出せたので良かったと思います。打った瞬間はどうかなと思ったんですけど、それが勝ち越しにもつながってうれしかったです」と笑顔を見せ、「もっともっとチームの勝利に貢献できるようにやりたいなと思います」とファンへさらなる活躍を約束した。

 2017年、青森山田高からドラフト4位でソフトバンクに入団した三森。3年目に一軍初出場し、4年目にはウエスタン・リーグで首位打者&最高出塁率を獲得した。そして迎えた5年目の昨季は開幕を二軍で迎えたが、6月に一軍昇格。一番・二塁をメーンに出場していた周東佑京の調子が上がらず、代わって入った牧原大成が好調ながらもケガで離脱というタイミングだったが、そこでチャンスをつかんだ。82試合にスタメン出場し、打率.249。そのうち、チームトップの51試合で一番として起用されたが、一番での打率.259以上に、出塁率.285が気になる点ではあった。

 しかし、今季は課題を解消。下半身の張りで4試合の欠場はあったが、それ以外の19試合で開幕から一番としてスタメン出場を続けており、4月25日現在、打率.303、3本塁打、12打点、2盗塁をマーク。懸案の出塁率も.376と高い数字を残しており、首脳陣の信頼を完全につかんだ。

 「しっかりキャンプ、オープン戦でやってきたことが、開幕から出せているのかなと思います」と三森。さらに「出塁すること、それに関しては藤本監督からも言われていますし、求められていることができるように、と。投手との相性やそのときの自分の感覚、打席に立ったときの雰囲気なんかもあったりするので、感じたことも大事にしつつ、基本としてまずは積極的に自分のスイングをしようと思っています。その中で粘ったりもできればいい」と前を見据える。

 さらに「迷わずにしっかり整理して打席に入れていることが、いい結果にもつながっている」と自己分析しているが、今後も打線の先頭に立ち、V奪回へ向けて全力を尽くすことは変わらない。

【文責:週刊ベースボール】