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【コラム】1000試合連続出場を果たした楽天・浅村栄斗、飽くなき向上心で突き進む野球人生

 さすがの勝負強さを発揮した。9月7日のソフトバンク戦(PayPayドーム)、初回一死三塁で打席に入ったのは浅村栄斗だ。カウント2-2からの7球目、石川柊太が投じた151キロの高め直球を右前にはじき返した。「追い込まれましたが、何とかランナーをかえそうという気持ちで打った」という一打は先制の決勝打に。5回二死二塁では一塁を襲った当たりで三森大貴の失策を誘い、2点目を呼び込んだ。負けたら自力優勝消滅の危機だったが、浅村の活躍でチームは連敗を2で止め、4対3で勝利を飾った。

 さらに、この試合で史上9人目の1000試合連続出場を達成。西武時代の2015年8月8日オリックス戦から始まった大記録に「あくまで通過点だと思いますので、これからも毎日最高のパフォーマンスができるようにしっかり準備をし、試合に出続け、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」と控えめに喜びを表した浅村。「当時は先輩の背中を見て必死にやっていました。今は見られる立場だし、自分が引っ張らないといけない」とあらためて決意も口にした。

 決して自分勝手な打撃はしない。浅村が勝利のために心掛けているのは「その状況に応じて最低限の仕事をしようと思っている」ということだ。

 「チャンスの場面ではランナーをかえすこと、ランナーがいない場面ではしっかりチャンスをつくることを今は考えてやっています。自分の一打でチームを勝たせる、得点を挙げる、そういうことが役割だと思っています」

 今季は9月12日現在、127試合に出場し、打率.249、25本塁打、78打点をマーク。本塁打、打点はリーグ2位の成績だ。しかし、自己評価は高くない。

 「全然ですね、今年も。もっとできるという気持ちはすごくあるので、悔しさしかないです。でも、今はまだ優勝を狙える位置にもいるし、あまり自分の成績ということよりも、勝つことだけをやっているんですけど……まあ、もどかしさはやっぱりありますよね」

 8月19日のロッテ戦(楽天生命パーク)では史上67人目の通算250本塁打を放ったが、その際には「ここがゴールではない」と語っていた。

 「打率でも、打点でも、ホームランでも、全部納得していないので、自分がもっとやれると信じて練習するしかない。今の成績、今の自分をしっかり受け止めて、また成長してもっといいバッターに、もっといい選手になれるように頑張りたいなと思います」

 シーズン最終盤、優勝、クライマックスシリーズ進出を懸けて必死に戦っている楽天。

 「ピッチャーが打たれようが、バッターが抑えられようが、みんなで助け合ってやらないとあっという間にシーズンは終わってしまうので、そこだけは忘れずにやりたいなと思っています」

 最高の瞬間を味わうために、背番号3は飽くなき向上心を持ち、目の前の戦いに集中していく。

【文責:週刊ベースボール】