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NPBニュース

2025年を迎えて

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 昨年はプロ野球誕生から90年という節目の年でした。シーズンを振り返りますと、セ・リーグは終盤まで優勝の行方が見えない大接戦を読売ジャイアンツが制し、パ・リーグは福岡ソフトバンクホークスがシーズン序盤から首位を独走するという対照的な展開でした。迎えた「SMBC日本シリーズ2024」では、クライマックスシリーズを勝ち上った横浜DeNAベイスターズが勢いそのままに一気に駆け上がり、26年ぶりの日本一に輝きました。一方、ファームリーグは2球団が新規参加し14球団となり、個々の選手に目を向ければ、様々な記録達成やタイトルの獲得、チームを牽引してきたベテラン選手の引退など、話題の尽きない1年であったと思います。

 各球場はいつもファンの皆様の熱気と歓声に包まれ、セ・パ公式戦の入場者数は2668万人を超えて過去最多を記録しました。球場に足を運んでくださった皆様、そしてテレビやインターネット等を通じてご声援をお送りいただきました全国のファンの皆様にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。

 2025年のペナントレースも昨年以上に目の離せない熱戦が繰り広げられることでしょう。新たなヒーローの誕生や球史に残る記録達成、新監督の采配など見どころは尽きません。2026年には次のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、2028年にはロサンゼルスオリンピックと大きな国際大会が控えており、それらを見据えて臨むシーズンでもあります。ファンの皆様のご期待にお応えするため、そしてこれまで野球をあまりご覧にならなかった方々にも興味を持っていただき、新たなファンになっていただけるよう、プロ野球をより魅力あるものに発展させなくてはならないという思いを強くしています。若年層の競技人口拡大や試合時間の短縮など、野球界の抱える課題にも果敢に取り組んでいく所存です。

 1934年以来、プロ野球はファンの皆様に支えられて今日まで発展を続けてまいりました。2025年シーズンも多くのファンの皆様に応援していただけるよう、12球団・NPB関係者一同引き続き一層の努力をしてまいります。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

一般社団法人日本野球機構会長
日本プロフェッショナル野球組織コミッショナー
榊󠄀原定征