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日本野球機構オフィシャルサイト

コナミ日本シリーズ2013

デイリーリポート

第1戦

 東北で史上初開催となる、記念すべきゲーム。懸念されていた台風は進路をそれたが、18時現在の気温は14.6度。肌寒さを感じるKスタ宮城で、コナミ日本シリーズ2013が開幕した。

 明暗を分けたのは、5回の表裏の攻防だった。5回表、巨人は先頭の坂本勇人が一塁ゴロ失策で塁に出ると、続く亀井善行が左中間を破る二塁打で無死二、三塁のチャンスを作る。橋本到の二塁ゴロで坂本が本塁憤死したが、一番・長野久義がきっちりと適時打をライト前に運び、1点を先制した。

 対する東北楽天はその裏、先頭の松井稼頭央が遊撃内野安打で出塁すると、続く嶋基宏がバントの構えから2球目をバスター。ショート左への打球を坂本勇人が一塁へ送球するが、ボールがそれたのを見た松井が三塁を狙い、一塁手ロペスからの返球によりタッチアウトとなる。

 その後も6、7、8、9回と東北楽天はスコアリングポジションに走者を進めたが、「あと1本」が出ない。特に8回表に巨人・村田修一にダメ押しのソロ本塁打が出た裏、二死一、二塁から松井があわや同点の長打かという大きな当たりをレフトのフェンス際に放ったが、亀井善行の好捕に阻まれるという不運もあった。

 試合後に「あと1本が出なかったなあ」と嘆いた東北楽天・星野仙一監督が、「立派だった」と手放しで褒めたのは、新人ながら第1戦先発の大役を任された則本昂大。8回を4安打2失点、10奪三振と力投したものの、打線の援護に恵まれなかった。

 対する巨人・原辰徳監督は「わが軍にはツキがあった。こういうゲームの1点は重く、大きい」。先発の内海哲也が6回を無失点に抑えて以降はマシソン、山口鉄也、西村健太朗と継投したが、リリーフの3投手は走者を2人ずつ出すなど、完璧に抑えたとは言いがたかった。それでも、わずかな「ツキ」の差が勝負を分けて、終わってみれば巨人が前年度覇者の貫録を見せつけた格好になった。

コナミ日本シリーズ2013 第1戦

2013年10月26日(土)
Kスタ宮城 ◇開始 18:35 (3時間20分) ◇入場者 25,209人

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
読売 0 0 0 0 1 0 0 1 0 2 4 1
東北楽天 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 9 1
バッテリー
[巨] ○内海(1-0)、マシソン、山口、(S)西村(1) - 阿部
[楽] ●則本(0-1)、小山伸、ハウザー - 嶋
本塁打
[巨] 村田 1号(8回1点 則本)