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SMBC日本シリーズ2018

デイリーリポート

移動日

本拠地でシリーズの流れを変えたい広島、第6戦先発のソフトバンク・バンデンハークは順調

 延長10回、4時間25分の激闘となった第5戦の翌日、両チームのナインは広島へ移動、マツダスタジアムで行われる第6戦からの戦いに備えた。

 本拠地に戻って逆襲を期す広島は、11時ごろからジョンソン、九里亜蓮、野村祐輔の先発3投手が、マツダスタジアムで軽い調整。ジョグ、キャッチボール、遠投、ミニハードルを使ったトレーニングなどで体をほぐした。九里と野村はマウンドに立って、何やら状態をチェックしていた。

 チーム本体のほうも午前中の新幹線で広島へと移動、この日は基本的に休養に当てた。

 第6戦の先発は、第2戦でソフトバンク打線を7回4安打1失点と抑え込んでいるジョンソン。打線のほうは、第4戦まで抑え込まれていた丸佳浩が第5戦では本塁打を放つなど、本来の調子を取り戻しつつあるのが明るい材料だ。下位打線まで全体的によく振れており、状態は悪くない。あとは3連勝しかない広島だが、本拠地に戻ってのゲームで1勝すれば、一気に流れが変わってくる可能性もある。

 本拠地・ヤフオクドームで3連勝を飾り、王手をかけて再び広島に乗り込むソフトバンクも、選手の大半は休養日に。前日の第5戦に登板した千賀滉大、第6戦に先発するバンデンハーク、第7戦先発予定のミランダが、13時からヤフオクドームで、ストレッチ、軽めのダッシュ、キャッチボールなどで汗を流した。

 第6戦は日本一がかかるが、バンデンハークは「特別なことはない」とリラックスした様子で、いつもどおりのルーティンで大事な一戦に挑んでいく。自分でも状態の良さを実感しており、「明日はもっといいものが出せるように」と意気込んだ。

 工藤公康監督は、まずは疲れている中でも力を尽くしている選手たちを労った。だが、前回1敗1分けに終わったDH制のない敵地での戦いに再度、戦略の見直しの必要性に迫られているようだ。特に、ここへきて、またもケガ人が出てきている。第5戦ではデスパイネが左ヒザ痛で欠場し、試合中には今宮健太も自ら申し出て途中交代していた。

 指揮官は「明日、本人もしくはトレーナーに話を聞いてから」とし、最終判断は試合前になる模様だが、どのようなスタメンを組むのかも勝敗のカギを握りそうだ。