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【セCSファイナルS展望】村上宗隆が大活躍でリーグ連覇のヤクルト、阪神は自慢の投手陣で下克上狙う

 セ・リーグの「2022 JERA クライマックスシリーズ セ」ファイナルステージは1位・ヤクルトがファーストステージを突破してきた3位・阪神を神宮球場で迎え撃つ。

 昨季の覇者・ヤクルトは5月に16勝7敗1分、6月に19勝4敗と投打ががっちりかみ合い、首位を快走。7月に主力選手が新型コロナウイルスに大量感染した影響で勢いが鈍り、DeNAが猛追してきたが8月以降の直接対決で8勝3敗と圧倒し、リーグ連覇を飾った。

 主役は間違いなく、村上宗隆だ。打率.318、56本塁打、134打点で三冠王を獲得。22歳の最年少で18年ぶり史上8人目の快挙を達成した。チーム128試合目で55本塁打に到達後は快音が聞かれなかったが、最終戦となった10月3日のDeNA戦(神宮)の7回の最終打席で、61打席ぶりの56号アーチ。日本選手最多の記録に到達したことは、CSに向けても明るい材料だ。精神的にも充実した状態で打席に入れる。

 今季はリーグトップの619得点。選手層が厚くなり、切れ目のない打線でどこからも得点が取れる。塩見泰隆、山崎晃大朗がチャンスメークし、山田哲人、村上、オスナ、サンタナがポイントゲッターに。今季遊撃のレギュラーに定着した高卒3年目の長岡秀樹、正捕手・中村悠平もパンチ力がある。高卒2年目の内山壮真も成長著しい。経験豊富なベテランの青木宣親は精神的支柱として頼れる存在だ。

 投手陣は2年連続2ケタ勝利を挙げた投手がゼロ。チーム防御率3.52はリーグ4位と安定しているとは言えないが、救援陣の踏ん張りが目立つ。清水昇、田口麗斗、梅野雄吾、石山泰稚に加え、大卒2年目の木澤尚文がチーム最多タイの55試合登板で9勝3敗8ホールド、4年目左腕の久保拓眞も29試合登板で1勝7ホールドとチームが苦しい状況で、頭角を現したのが大きなプラスアルファだ。短期決戦も先発投手の状態が不安定なら早めに見切りをつけ、救援陣をつぎ込んで守護神・マクガフで締めくくる戦い方になるだろう。

 先発陣は小川泰弘、高橋奎二の両投手がキーマンになる。小川は今季8勝8敗、防御率2.82。2ケタ勝利には届かなかったが、19年以来3年連続4点台だった防御率が大幅に改善された。110キロ台のチェンジアップを使うことで配球に幅が広がり、キレのある直球が威力を発揮する。高橋は8勝2敗、防御率2.63。成長過程であることを考慮し、登板間隔を空けていることに加え、9月以降は新型コロナウイルスに感染した影響もあり登板がなかったが、短期決戦に不可欠な存在だ。

 巨人、広島との3位争いを制した阪神は、ファーストステージで2位のDeNAに敵地・横浜スタジアムで2勝1敗と制し、ファイナルステージに進出した。初戦は先発の青柳晃洋が6回無失点の快投。相手左腕・今永昇太との緊迫した投手戦を2対0で制すと、2戦目は0対1で敗れたが、3戦目は2点差を逆転。9回一死満塁の大ピンチで湯浅京己が代打・藤田一也を二ゴロ併殺に仕留め、逃げ切った。

 攻撃力がストロングポイントのヤクルトに対し、阪神はチーム防御率2.67と抜群の安定感を誇る投手陣を中心に守り勝つ野球を身上とする。ファイナルステージの先発が予想される西勇輝は今季9勝9敗、リーグ2位の防御率2.18。ヤクルト戦も3試合登板で1勝1敗、防御率0.86と抑えている。注目は藤浪晋太郎の起用法だ。今季は8月に一軍昇格すると、課題だった制球難で苦しむ姿が消え、先発で安定した投球を続けていた。救援もできるが、矢野燿大監督がどのような起用法を見せるか。

 今季のヤクルト戦は11勝13敗1分だが、神宮球場で戦った12試合は7勝5敗と勝ち越している。狭い球場で得点が入りやすいにもかかわらず、投手陣は同球場で防御率1.74と強力打線を抑え込んでいる。ヤクルトに1勝のアドバンテージがあるため、厳しい戦いになることは間違いない。試合の主導権を握るため先制点が重要になる。ファーストステージで3戦計9打数無安打に終わった大山悠輔、3戦目で4回にバックスリーンへアーチを放った佐藤輝明の両ポイントゲッターが稼働しなければ、ヤクルトを倒せない。リーグ2位で終わった14年のCSファイナルステージではリーグ優勝を飾った巨人に敵地・東京ドームで4連勝を飾った。8年ぶりの日本シリーズ進出へ。矢野監督の最終年で有終の美を飾るため、下克上を果たす。

【文責:週刊ベースボール】

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