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【パCSファイナルS回顧】シーズン同率同士の決戦。最後は劇的勝利でオリックスが2年連続で日本シリーズへ

 「2022 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージで3位・西武を2連勝で下した2位・ソフトバンクと1位・オリックスの対決となったファイナルステージ。シーズン最終戦まで優勝争いを繰り広げたチーム同士の一騎打ちだったが、オリックスが3勝1敗でリーグ1位に与えられるアドバンテージ分の1勝を加えてファイナルステージを突破した。

 史上初の2年連続“投手4冠”に輝いた右腕がポストシーズン18連勝中のソフトバンクの前に立ちはだかった。オリックス先発の山本由伸が8回5安打10奪三振無失点と圧巻の投球だ。ピンチでギアを上げる。打線が1点を先制した直後の5回表。無死一、二塁で今宮健太の犠打をお手玉して一死二、三塁とピンチを広げたが、目の前の打者を抑えることだけに集中した。柳町達は145キロ、甲斐拓也は149キロと驚異の球速を誇るフォークで連続空振り三振。「自分の中で切り替えて良い球が投げられた」。エースの堂々たるマウンドさばきに打線も応えた。5回裏には連続押し出し四球に杉本裕太郎の右前適時打で3点を追加。7回裏には四番・吉田正尚が右翼席へソロを放って5対0の快勝を果たした。ただ、中嶋聡監督は「アドバンテージのことはひとつも考えてないので、その試合をしっかり取りにいきたい」と勝って兜の緒を締めた。

 第2戦はオリックスが初回に1点の先制を許す。しかし、その裏、二死満塁から杉本の遊撃内野安打ですかさず同点に。3回表、ソフトバンクに1点を勝ち越されるも、再びその裏、だ。中川圭太、吉田正の連打で無死一、三塁とすると西野真弘の中犠飛で同点に追いついた。相手に試合の主導権を渡さずにいると、5回裏一死二塁で杉本の豪打が炸裂した。初球、大関友久が投じた内角への148キロ直球を振り抜くと打球は左翼席へ着弾。「感触は完ぺきでした。コトイチ(今年一番)だと思います」と自画自賛の一撃でオリックスが2点を勝ち越した。4対2で迎えた9回表には阿部翔太が1点を失い、さらに二死一、二塁のピンチを迎えたが最後はデスパイネからスプリットで空振り三振を奪いマウンドで咆哮。オリックスはアドバンテージの1勝を含んで3勝0敗とCSファイナルステージへ王手。中嶋監督は「決まってからじゃないと何も言うことはないです。いつでもいいから決まってほしい」と冷静に前を見据えた。

 もう負けられないソフトバンクは第3戦のマウンドに千賀滉大が立った。エースは初回から160キロ台を連発するなどエンジン全開。2回から5回はオリックス打線を無安打に封じた。7回裏、先頭の中川圭に右前打されたところで足がつってマウンドを降りたが、気迫の投球でナインを鼓舞した。「あとがなかったので少し緊張していたんですけど、明日の先発ピッチャーにこの緊張感を味わってもらおうと思って、絶対回してやろうと思っていました」。千賀降板後は嘉弥真新也、松本裕樹、藤井皓哉、モイネロが無失点リレー。打線が挙げた3点を守り切り、ソフトバンクが3対0で勝利を飾った。藤本博史監督は「負けたらシーズンが終わりだからね。いい開き直りでできているんじゃないかな」とナインの心境を代弁した。

 ファイナルステージは劇的なフィナーレで幕を閉じた。第4戦、オリックスは4回裏に吉田正の2ランで先制。投手陣も快調で先発の山岡泰輔が4回無失点、二番手・宇田川優希が2回無失点とソフトバンク打線に得点を許さない。しかし7回表、三番手・山﨑颯一郎がデスパイネに2ランを浴びて同点に追いつかれてしまう。2対2で迎えた9回裏、ソフトバンクのマウンドにはモイネロ。絶対的守護神に対し、オリックス打線は一死から若月健矢が左前打、福田周平が四球で一死一、二塁。宗佑磨の一ゴロで二死一、三塁となり、中川圭が打席へ。「打席に入る前は足が震えていた」という中川圭だがカウント2-2からの5球目、内角スライダーを巧みにとらえた打球は三遊間を抜けた。劇的打に何度も拳を突き上げた中川圭に球場の大歓声が降り注いだ。2年連続で日本シリーズ進出を決めたオリックス。相手は昨年に引き続きヤクルトだ。「去年、しっかり負けていますので、今年はやり返したいと思います」と中嶋監督は言葉に力を込めた。

【文責:週刊ベースボール】

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