【球跡巡り・番外編】公式戦開催全球場のデータを更新します(2025年)
2025年シーズンを前に、NPB公式サイトの球場情報の中にある「公式戦開催全球場」のデータを更新しました。
今季注目の球場記録を紹介します。
打撃成績ではヤクルトの山田哲人内野手が神宮球場で通算166本塁打を放ち、167本塁打の池山隆寛(現ヤクルト二軍監督)に1本差と肉薄。池山が1993年に「神宮本塁打王」に立って以来、32年間守って来た座を奪いそうです。中日の大島洋平外野手が15年間で積み上げたバンテリンドームでの安打は973。この球場では未踏の1000安打にあと27と迫っています。昨年は7安打と足踏みしましたが、2023年までは12年連続で50安打以上を記録しているだけに大台到達に期待が膨らみます。
投手成績ではロッテの唐川侑己投手がZOZOマリンスタジアムで通算47勝をマーク。小野晋吾、成瀬善久が持つ50勝の最多記録にあと3勝となりました。入団から10年で38勝を挙げ記録更新は時間の問題と思われましたが、2018年からリリーフに転向したこともあり、直近7年間の上積みは9勝。18年目の今季、新記録に挑みます。神宮球場の最多勝は松岡弘と石川雅規投手(ヤクルト)の91勝です。石川は2022年6月19日の広島戦で松岡の記録に肩を並べました。しかし、その後は神宮のマウンドに10度上がりましたが白星はつかめていません。本拠地で3年ぶりの勝利と新記録を目指します。
【NPB公式記録員 山本勉】