スポーツで禁止されている「物質」やルールに反する「方法」を使って、意図的に競技力を高めること。そして、「これらの行為を隠すこと」の3つがドーピングに該当します。
一般的には「薬を使って競技力を高めること」が「ドーピング」と思われています。しかし、薬を使う以外にも、自分の血液を冷凍保存しておき、試合の直前に再び体内に入れて酸素運搬能力を高める「血液ドーピング」や細胞、遺伝子に手を加えて競技力を向上させる「遺伝子ドーピング」などの「方法」や、ドーピング検査のときに自分の尿を他人の尿へすりかえるなどの自分が「ドーピングしていることを隠す行為」もドーピングです。
スポーツにおいて、なぜ、ドーピングは禁止されているのでしょう。その理由は以下の4つとされています。