分析機関で分析された結果は、まずボトルAについて、NPBアンチ・ドーピング委員会に報告されます。
検査の結果、禁止物質(薬物使用特例の申請[TUE]の許可を受けていない物質を含む)が検出された場合(これを「陽性」といいます)、NPBアンチ・ドーピング委員会は、「NPBアンチ・ドーピング調査裁定委員会」(以下、「調査裁定委員会」)に報告します。調査裁定委員会は、当該選手の所属球団代表あるいはその代理人(以下、「球団代表」)に陽性であることを報告します。球団代表は調査裁定委員会からの報告を受けてから、24時間以内に当該選手本人に検査結果を伝えます。調査裁定委員会は、調査裁定委員会が球団代表に報告をした日を含む実働日の10日以内に球団代表を通じて、当該選手および球団に対し事情を説明する機会を与え、当該選手および球団は、事情説明をする際に、調査裁定委員会に対してB検体の再分析申請書を提出することができます。
※B検体の再分析費用は、当該選手又は当該球団が支払うことになります。
もし、再分析申請書が規程期間内に提出されない場合は、「陽性」と認定します。
検査の結果はNPBアンチ・ドーピング委員会に通知されますが、ドーピング禁止物質が検出されなかった場合(陽性でない場合)は、当該選手を「陽性ではない」と判断します。