10月27日、SMBC日本シリーズ2024の第2戦が横浜スタジアムで開催された。初戦を落としたDeNA・三浦大輔監督は試合前、「先に点を取ることがずっとポイントです。やはり先制点が大事になる」と見据えていた。強敵ソフトバンクから勝利を得るには主導権を握ることが大事になる。そのためにも先発・大貫晋一の出来がカギとなった。
大貫は初回、二死一塁と走者を背負って打席に四番・山川穂高を迎えた。初球は内角へのツーシーム、2球目は内角低めへのスプリットで空振りを奪う。3球目は外角へ直球が外れてカウント1-2からの4球目。カーブが肩口から甘く入ったが、山川は見逃さなかった。高々と舞い上がった打球は左翼最前列席へ飛び込む先制2ランとなった。「打った瞬間どうかなと思いましたが、スタンドまで届いてくれました。とにかく先制となるホームランと最高の形になって良かったです」。山川にとってうれしいシリーズ初安打を本塁打で飾った。
先に点を許してしまったDeNAだが、勝ち筋を見出すには追加点を与えない必要がある。だが、大貫が踏ん張れない。2回は二死一、二塁のピンチを抑え切ったが、3回も無死満塁と攻め立てられる。柳町達は二ゴロに打ち取り一死としたが、牧原大成に右前2点適時打を浴びる。「ここまできたら気持ちだけ。この絶好機で絶対にランナーをかえそうと強い気持ちで打席に入り、気合と根性で打つことができた」。この際、右翼・梶原昂希が打球処理にもたついている間に一走・柳町は三塁へ、牧原大は二塁へ進塁。ピンチが拡大して、代わった佐々木千隼が甲斐拓也に右犠飛を打たれ、点差は5点に広がった。
前日の試合で左足甲に自打球を当てて欠場した四番・オースティンが不在のDeNA打線に、ソフトバンク先発のモイネロは付け入る隙を与えない。力のある直球、キレ味鋭いスライダー、チェンジアップ、そして曲がりの大きなカーブ。そのどれもが一級品だ。オースティンの代わりに四番に入った筒香嘉智に対しては、第1打席は153キロ直球、第2打席は138キロスライダーで空振り三振。4回までDeNA打線を1安打無失点に抑える。
DeNAが意地を見せたのは5回だ。一死から森敬斗がモイネロを強襲する当たりで内野安打。代打・松尾汐恩が左翼線へ二塁打を放って一死二、三塁とチャンスメークすると桑原将志が左中間を破る2点適時二塁打を放つ。怒涛の3連打でモイネロから2点を奪った。さらに7回、二死から桑原、梶原の連打で一、二塁とチャンスをつくる。ここでソフトバンクベンチはモイネロをあきらめ、尾形崇斗をマウンドへ。日本シリーズ初登板の右腕は牧秀悟に左翼に適時二塁打を運ばれるも、なお二死二、三塁では筒香を遊ゴロに抑え1失点でしのいだ。
6対3で迎えた8回、ソフトバンクのマウンドには第1戦に続きヘルナンデスが上がる。助っ人左腕はDeNA打線を三者凡退に封じると、9回はオスナが登板。前日も5対0で迎えた9回を任されたオスナだが3失点を喫している。しかし、この日は危なげなく打者3人を仕留め、ソフトバンクがシリーズ2連勝。ヒーローインタビューでは山川は本拠地・みずほPayPayドーム福岡での第3戦以降の戦いに向け、「いいところで打てるように頑張りますが、とにかく勝てばいい」とフォア・ザ・チームを誓った。2018年第3戦から続くシリーズ連勝記録を14に更新したソフトバンクの勢いは加速するばかりだ。
2024年10月27日(日)
横浜スタジアム ◇開始 18:03 (3時間20分) ◇入場者 32,953人
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
福岡ソフトバンク | 2 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 9 | 0 |
横浜DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 9 | 1 |