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日本野球機構オフィシャルサイト

SMBC日本シリーズ2021

デイリーリポート

第2戦

ヤクルト・高橋奎二がシリーズ初登板完封勝利の快投で1勝1敗のタイに、オリックスは宮城大弥が好投も報われず

 11月21日、SMBC日本シリーズ2021の第2戦が京セラドーム大阪で開催された。前年の最下位からリーグ制覇したヤクルトとオリックスの対戦。初戦はオリックスが9回に2点差をひっくり返す鮮やかな逆転サヨナラ勝利で先勝した。この勢いで2連勝を狙うオリックスに対し、ヤクルトは1勝1敗に持ち込みたい。第2戦は息詰まる投手戦になった。

 オリックスの先発は今季13勝と大ブレークした高卒2年目左腕・宮城大弥。クライマックスシリーズ・ファイナルステージでは登板機会がなく、10月21日の西武戦(京セラドーム大阪)以来1カ月ぶりの登板だったが、実戦感覚の懸念は取り越し苦労だった。初回に先頭打者の塩見泰隆をチェンジアップで空振り三振、青木宣親をスライダーで中飛、山田哲人を直球で空振り三振と完ぺきな立ち上がり。最速149キロの直球に落差の大きいカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークと緩急自在の投球でヤクルトの強力打線を翻弄した。5回まで走者を1人も出さないパーフェクト投球を見せる。6回一死で西浦直亨に中前打を許し、坂口智隆にも左前打と一、二塁のピンチを作ったが、塩見を空振り三振、青木を三ゴロといずれも直球勝負で切り抜けた。

 制球力を磨き、シーズン途中から先発ローテーションに定着したヤクルトの左腕・高橋奎二も一歩も引かない。5回まで毎回安打を許すが、得点圏に走者を背負っても踏ん張るのが成長の証だ。最速152キロの直球は球速以上の体感速度で打者を差し込む。チェンジアップ、スライダー、カーブと変化球の精度も高い。6回は宗佑磨をフルカウントから内角高めの直球で空振り三振、吉田正尚もカーブで空振り三振、1、2打席目に安打を浴びた四番・杉本裕太郎もカーブで三ゴロと、この試合初の三者凡退。7回も三者凡退と小気味良い投球で先制点を許さない。

 1点が重い展開で均衡を破ったのはヤクルトだった。8回、宮城の制球が浮き始めたのを見極め、西浦がこの試合初の四球で出塁。塩見の左前打で二死一、二塁の好機を作ると、青木が詰まりながらも内角の直球を中前に運ぶ値千金の先制適時打。一塁の塁上で雄叫びを上げた頼れる39歳のベテランは、「今日はチャンスが本当に少なくてみんなが後ろにつなぐ気持ちでつないでくれたチャンスだったので、とにかくヒットを打つだけという気持ちでした。(高橋)奎二も頑張っていたので1点取れて良かった」と振り返った。

 先制点を奪った直後の8回も高橋はオリックス打線に反撃を許さない。安達了一に四球で出塁を許したが、後続の福田周平を右飛、宗を左飛とカーブで仕留めて無失点を続ける。女房役・中村悠平の配球術も光り、冷静に相手を仕留めていく。突き放したいヤクルトは9回に追加点を奪う。二死二塁でオスナが相手右腕・バルガスから逆方向の右前に運ぶヒット。右翼手がもたつく間に二塁走者の代走・元山飛優が本塁に生還して2点目を追加した。

 高橋は9回も直球の球威が落ちず、オリックスの強力クリーンアップを抑え込んだ。吉田正を遊直、杉本を右飛にいずれも直球で仕留めると、代打・ジョーンズをカーブで空振り三振。6回以降は安打を許さず、133球の熱投で公式戦を通じて自身初の完投・完封勝利を飾った。

 大舞台で偉業を達成した高橋は「気合で投げました。宮城君もすごい投球をしていたので『自分が先に降りるか!』と思いながら投げていた。粘り強く投げられてその結果、青木さんが適時打を打ってくれたので、ギアを上げて投げられた。昨日は最後サヨナラで負けてしまい、今日はやり返すぞという気持ちでマウンドに上がったので、9回まで投げられてよかった」と笑みを浮かべた。

 この勝利で日本シリーズでのセ・リーグの連敗は13でストップ。これで1勝1敗のタイに戻した高津臣吾監督は「(高橋は)立ち上がりはバタバタしたけど、よくここまで投げられるようになった。今日まで鍛えてきた成果が出たかなと思った。東京に戻ってもいいゲームをしていきたい」と誓った。第3戦は23日に東京ドームで行われる。

SMBC日本シリーズ2021 第2戦

2021年11月21日(日)
京セラD大阪 ◇開始 18:04 (2時間56分) ◇入場者 17,075人

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
東京ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 1 1 2 6 0
オリックス 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1
バッテリー
【ヤ】 高橋(1-0) ‐ 中村
【オ】 宮城(0-1)、吉田凌バルガス ‐ 伏見