京セラドーム大阪で開幕したSMBC日本シリーズ2021。初戦はオリックスが逆転サヨナラ勝利、2戦目はヤクルトが高橋奎二の完封勝利と熱戦が繰り広げられ、1勝1敗で2連戦を終えた。11月22日は移動日。帰京したヤクルトだが本拠地の神宮球場は明治神宮野球大会が開催されている影響で使用できないため、第3戦から第5戦は東京ドームを使用する。22日の練習も、東京ドームで行われた。
レギュラーシーズンも、移動日は基本的に先発投手の練習のみ。日本シリーズも例外ではなく、この日は高梨裕稔、原樹理、石川雅規、小川泰弘、そして前日に133球の熱投を見せた高橋が体を動かした。13時前からストレッチを開始。その後は石川と小川、高梨と原がペアを組んでキャッチボールを行った。
今回のシリーズは予告先発を採用しておらず、明日、第3戦の先発は発表されていない。ヤクルトは練習に参加した高橋以外の4投手の先発登板が濃厚だ。練習の合間に、伊藤智仁投手コーチが取材に応じ、「第1戦(奥川恭伸)、第2戦(高橋)と先発投手が頑張ってくれたので、フレッシュなリリーフがたくさん待機している。行けるところまで行ってくれれば」と期待を語った。練習は14時半で打ち上げとなり、明日の決戦に向けてゆっくりと体を休める。
また、オリックスは東京への移動だけで練習を行わず。シーズン中と同様、移動日は休日に充て、第3戦に備えた。
なお、オリックスも第3戦の先発は明かしていない。1勝1敗で迎える第3戦は、両チームにとってシリーズの行方を左右する重要な一戦となる。果たして、先発を託されるのはどの投手になるのか――。明日11月23日、東京ドームで18時にプレーボールする戦いから目が離せない。