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SMBC日本シリーズ2021

デイリーリポート

移動日

ヤクルトの3勝2敗で神戸へ移動。オリックスは休日、練習を行ったヤクルトは先発情報で“かく乱”!?

 日本一に王手をかけたヤクルトを、オリックスがジョーンズの代打勝ち越し弾で下した第5戦の翌26日、両チームのナインは神戸へ移動。ほっともっとフィールド神戸で行われる、第6戦からの戦いに備えた。

 もう1敗もできないオリックスだが、22日の第3戦前日と同様に移動のみで、ほっともっとフィールド神戸での公式練習を行わず。ナインは休日に充て第6戦に備えた。ヤクルトは17時から、同球場でナイターでの若手主体の練習を行った。

 第5戦の試合後の勝利監督インタビューで中嶋聡監督が明言したように、オリックスの第6戦先発は第1戦で登板した山本由伸。一方、ヤクルトはこの日も先発投手を明らかにせず。報道陣が集まる16時半には奥川恭伸や高橋奎二、高梨裕稔らが参加した投手陣のみの練習を終えたが、第3戦で好投した小川泰弘は「俺だよ!」と明日の先発を宣言し、田口麗斗は頭部を触りながら「俺が練習に参加しているということは……?」と先発登板をにおわせるなど、投手陣がこぞって報道陣を翌日の先発情報で“かく乱”した。練習の合間には高津臣吾監督も取材に応じて「(翌日の先発は)言えない部分ですね」と話しており、第6戦のラインアップ発表まで明かされない。ただ「相手が良い投手なので、こちらもなかなか点が取れないと思う。やはり勝つためには点を与えないことが大事になってくるので、そういった部分は期待したい」と展望を語った。

 投手練習後は、野手陣がグラウンドでストレッチ、軽めのダッシュ、キャッチボールなどで体を動かした。ヤクルトはほっともっとフィールド神戸で試合経験が少なく、照明の見え方など含めてグラウンドの感触を入念にチェック。18時半には、すべての練習を終えてグラウンドから引き揚げている。

 高津監督は「切り替えて臨むだけ」と、第6戦を前に気を引き締め直したが、日本一に王手をかけるヤクルトと、もう負けられないオリックス。11月下旬、屋外球場の寒さを吹き飛ばす両チームの熱き戦いは、明日27日、18時よりプレーボールとなる。