10月22日に神宮球場で開幕したSMBC日本シリーズ2022。初戦はヤクルトが5対3で勝利すると、2戦目は両者互いに譲らず引き分け。ヤクルトの1勝1分けで2連戦を終えた。5時間超えの大熱戦から明けた10月24日は移動日。両チームは第3戦が行われる大阪へと向かった。
ヤクルトは、野手陣は練習を行わず、一部の投手陣が明治神宮外苑の軟式グラウンドで体を動かした。小雨が降る中、午前11時15分にグラウンドに姿を現したのは、石川雅規、高橋奎二、山下輝の先発左腕3人と、前日に先発したサイスニードの4人。室内球場でアップを済ませたのか、グラウンドに着くなりキャッチボールを開始。高橋と山下がペアになり、石川とサイスニードはそれぞれチームスタッフを相手に投げ込んだ。それぞれ10~15分でキャッチボールを終えると、グラウンドから引き揚げた。その後、誰かがブルペン投球をしていたのだろうか、キャッチャーミットの捕球音と威勢のいい声がグラウンドに鳴り響いていた。
また、オリックスは大阪への移動だけで練習を行わず。昨年の日本シリーズ、そしてシーズン中と同様、移動日は休日に充て、第3戦に備えた。
午後3時には第3戦の予告先発が発表。オリックスは宮城大弥、ヤクルトは高橋で昨年の日本シリーズ第2戦と同じ顔合わせになった。昨年は宮城が8回途中1失点の好投に対し、高橋がそれを上回る完封勝利。宮城にとっては1年越しのリベンジマッチになるが、結果やいかに――。明日10月25日、京セラドーム大阪で18時30分にプレーボールする第3戦から目が離せない。