日本一へ王手を狙ったヤクルトを、オリックスが吉田正尚の劇的なサヨナラ2ランで阻止した第5戦(京セラドーム大阪)の翌10月28日、両チームのナインは東京へと移動。神宮球場で行われる第6戦からの決戦に備えた。
対戦成績を2勝2敗1分けのタイに戻したオリックスは、24日の第3戦前日と同様に移動のみで、神宮球場での公式練習を行わず。ナインは休日に充て第6戦に備えた。
対するヤクルトも神宮球場での公式練習は行わなかったが、先発投手3人が明治神宮外苑の軟式野球場で練習を行った。午前11時に球場に姿を現したのは、小川泰弘、サイスニード、高橋奎二の3投手。キャッチボールを行うなど約1時間汗を流した。練習後、第1戦で日本シリーズ初勝利を挙げた小川が取材に対応。「ここまで来たら勝つだけだと思いますし、しっかり心機一転で、一球一球集中してすべて出し切って全員で勝ちをつかみ取りたい」と次回登板に向けて、意気込みを語った。
午後3時には第6戦の予告先発が発表。ヤクルトは第1戦先発の小川、オリックスは第2戦先発の山﨑福也が先発マウンドへ上がる。オリックスは、第1戦で左脇腹を負傷し途中降板した山本由伸の登板を回避する形となった。山﨑福は中5日での登板。4回無失点と好投した前回同様、強力ヤクルト打線を封じることができるか注目が集まる。
再び舞台を神宮球場に移しての第6戦は、明日29日、18時30分よりプレーボール。先に日本一へ王手をかけるのは果たして、どっちだ。