10月28日に京セラドーム大阪で開幕したSMBC日本シリーズ2023。初戦は阪神が8対0、2戦目はオリックスが8対0で勝利し、1勝1敗で2連戦を終えた。“関西ダービー”の熱い2試合の戦いから明けた10月30日は試合がなく移動日。ただ、両チームとも関西球団のため、実際は移動がなく、ともに阪神甲子園球場で練習を行った。
阪神は、秋晴れで緩やかな風が吹く中、まず投手陣が13時45分から練習スタート。野手陣は14時からライト側に集まり、平田勝男ヘッドコーチの掛け声で練習がスタートした。野手が外野でアップをしている間に、第4、5戦の先発が予想される大竹耕太郎、才木浩人の両投手がマウンドを確かめるように投球練習を行い、小気味いいミットの音が球場に響き渡った。
その後は、シーズン中の試合前練習と同じメニューで打撃練習を14時20分に開始。それぞれが入念に打ち込み、また、各ポジションでノックを行い、第3戦に向けて準備を行った。投手陣も外野で思い思いのメニューをこなし、15時過ぎに終了。野手陣の打撃練習は15時40分まで行われた。その間、岡田彰布監督はベンチ前で、各選手の打撃練習を見守っていた。
オリックスは、17時からナイター照明をつけての練習がスタート。オリックスも野手陣が外野でウォーミングアップをしている間に、第4、5戦の先発が予想される山﨑福也、田嶋大樹がマウンドでピッチング練習を行った。そのあとに明日の先発・東晃平も軽く投球練習を行い、マウンドの感触を確かめたあと、ノックを受けた。
投球練習終了後、野手陣が守備に就きシートノック。特にフライの練習を2度にわたり15分以上、入念に行った。また、外野手はクッションボール処理の練習も。約1時間30分の練習の間、打撃練習は行わずに18時30分に終了した。
15時には第3戦の予告先発が発表。阪神は伊藤将司、オリックスは東。伊藤将はクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第2戦(対広島、甲子園)で7回5安打1失点と好投。東もCSファイナルステージ第3戦(対ロッテ、京セラD大阪)で5回4安打無失点の好投を見せており、好調同士の投げ合いになる。明日10月31日、阪神甲子園球場で18時00分にプレーボールとなる第3戦から目が離せない。